公開日:2009-10-02
8/6 厚労省安全対策調査会議事録公開
平成21年8月6日 平成21年度第2回薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会議事録が厚生労働省のホームページサイトで公開されました。
この調査会では、日本マグネシウム学会から理事長 西沢良記先生(大阪市立大学大学院教授)、理事 菊池健次郎先生(旭川医科大学名誉教授)、評議員・酸化マグネシウム副作用検討ワーキンググループ実務担当責任者 横田邦信先生(東京慈恵会医科大学准教授)が酸化マグネシウムのリスク区分についての審議に参加されました。
参照:
厚生労働省 医薬品等安全対策部会安全対策調査会
8/6 調査会議事録
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/08/txt/s0806-5.txt
【MAG21研究会コメント】
酸化マグネシウム副作用報告の問題に関しては、当ホームページで昨年末以来、以下のサイトにて取り上げてきました。
2008.12.10 「便秘薬で副作用15件2人死亡」のニュース
2009.01.27 「便秘薬で副作用」のニュース -第2弾-
2009.03.26 日本マグネシウム学会が学会見解・要望書を厚生労働大臣に提出
2009.05.18 厚労省 酸化マグネシウムのリスク区分再検討へ
2009.05.22 厚労省 酸化マグネシウムの区分、新手順で再審議へ
2009.06.10 酸化マグネシウム添付文書見直しを-日本マグネシウム学会が要望書提出
2009.08.14 厚労省調査会は6日、酸化マグネシウムのリスク区分について審議
今回公開された、平成21年8月6日 平成21年度第2回薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会議事録によると、日本マグネシウム学会から理事長 西沢良記先生(大阪市立大学大学院教授)、評議員・酸化マグネシウム副作用検討ワーキンググループ実務担当責任者 横田邦信先生(東京慈恵会医科大学准教授)、理事 菊池健次郎先生(旭川医科大学名誉教授)が2009年3月25日に「酸化マグネシウム副作用報告の取扱い問題に関する学会の見解・要望書」が舛添厚生労働大臣に提出された内容を基に問題点を指摘され意見をのべられました。
結果は、平成21(2009)年8月7日発行 日刊薬業の記事「厚労省調査会 酸化マグネシウム、第3類薬のままで了承」に掲載されています。
今後、酸化マグネシウムのリスク区分については、安全対策調査会の結果を安全対策部会に報告して審議し直すことになりました。
このため厚労省は、酸化マグネシウムを本来2009年6月施行の改正薬事法で第3類から第2類に引き上げて規制を強化する案を撤回し、第3類のままとなるようです。
酸化マグネシウムは、便秘薬として年間延べおよそ4500万人に使用されていますが、これまで通り一般薬として医療機関、薬局、ドラッグストア、インターネットなどから求めることが可能です。
この記事に対するご意見やご質問を心からお待ちしております。