マグネシウム文明-究極の再生可能エネルギー-の紹介 第1弾

公開日:2014-10-27

マグネシウム文明-究極の再生可能エネルギー-の紹介 第1弾



東京工業大学 教授 矢部孝先生が「マグネシウム文明-究極の再生可能エネルギー-」を提唱されているので紹介致します。



矢部先生のご研究内容は国内外のマスコミでも取り上げられていますが、地球の資源で無尽蔵に存在する海水のマグネシウム(1800兆トン)を究極の再生可能エネルギーとして利用することです。



マグネシウムをエネルギーに変えるにはどうするのでしょうか?



それは、海水から得られるマグネシウムを燃焼するとエネルギーが発生し、粉末の酸化マグネシウムが残りますが、レーザーを照射すると再びマグネシウムと酸素にリサイクルすることが可能です。この時、二酸化炭素や有害な物質が出来ないので、環境にも優しく再生可能なエネルギー源となります。



矢部先生は、上述の技術に関連する110以上の特許を出願され、またベンチャー企業の株式会社エネルギー創成循環を設立され実用化に向けた製品開発も進められています。



近い将来に実用化される製品は、1か月間充電不要な携帯用マグネシウム電池、ガソリンや電気に代わる車および電車などの動力源さらには発電など多くの再生エネルギー源として期待されています。



矢部先生のご研究内容が紹介されている以下のビデオを参考にしてください。



ひらめき  全体ビデオ2014-08版



https://www.youtube.com/watch?v=NCAd2LRoyfo 



ひらめき  携帯電話日本語版



https://www.youtube.com/watch?v=nu8EjyZKTmc&feature=...



また、矢部先生の研究室、論文の一部も紹介されている以下のサイトを参考にしてください。



ひらめき  矢部研究室



http://www.mech.titech.ac.jp/~ryuutai/ 



ひらめき  海水から生まれる新エネルギー通貨マグネシウム-地球を救う循環型エネルギー社会構想-



http://www.saltscience.or.jp/symposium/3-yabe.pdf#search...



【コメント】



マグネシウムをエネルギーとして利用し、二酸化炭素や有害な物質を出さず、環境にも優しく再生可能なエネルギー源となり、実用化に向けた製品開発が精力的に進められていることは実に素晴らしいことです。



マグネシウムは広い分野で使われています。医療現場では緩下剤(便秘薬)、制酸剤(胃潰瘍の薬)、尿路結石の発生予防(予防薬)、不整脈治療、切迫早産などの治療薬、そして医療材料では薬剤溶出性ステントなどにも使用されています。



日常生活では、天然マグネシウムのパワーにより、活性水素を発生させアルカリイオン水を生成し、除菌・消臭・洗浄効果を高め、家庭用として日常の洗濯力向上に役立つ製品(洗濯マグちゃん)も販売されています。また、透析患者さんにも安心して頂ける低カリウム、高マグネシウムの屋内水耕栽培レタスも開発されました。さらには、日本初の栄養機能食品(マグネシウム)のスパークリングウォーター「天海 ( あまみ ) の水 Drs’ ( ドクターズ ) マグネース スパークリング」も商品化されました。最近、非常用マグネシウム空気電池が開発されました。



また、工業では、軽金属で耐熱性にも優れているため合金として航空機、船舶、自動車、農業機械、パソコン、精密機械、宇宙船など様々な用途にも利用されています。



2014.09.18  世界初、紙製容器でできた非常用マグネシウム空気電池が開発



2013.12.24  Drs’マグネース スパークリングが開発



2013.08.06  洗濯力向上にマグネシウム製品が開発



2013.04.16  高マグネシウム低カリウムのレタスが開発



2010.03.29  マグネシウムの体内における吸収 -その1-



2007.07.26  マグネシウムとは



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