公開日:2013-12-24
Drs’マグネース スパークリングが開発
赤穂化成株式会社(本社:兵庫県赤穂市、池上良成社長)が、日本初※1 栄養機能食品(マグネシウム※2)のスパークリングウォーター「天海あまみの水 Drs’ドクターズマグネース スパークリング」(容量500ml/税込179円)を2013年12月24日(火)より主に病院の売店などで発売を開始すると、日経新聞、毎日新聞、美容経済新聞、フードボイスなどに掲載されたのでお知らせします。
日本経済新聞
赤穂化成、深層水飲料「天海の水 Drs'マグネース スパークリング」を発売
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=351284&lindID=4
毎日新聞
赤穂化成、「天海の水 Drs’マグネース スパークリング」
http://mainichi.jp/select/release/news/20131212p0400a007...
美容経済新聞
赤穂化成、栄養機能食品のスパークリングウォーター新発売
「天海の水 Drs’マグネース スパークリング」は、医学博士 横田邦信先生(東京慈恵会医科大学 教授)と赤穂化成株式会社が共同開発した硬水(硬度※3 750)の炭酸入り深層水飲料で、栄養機能食品として手軽に美味しくマグネシウム補給ができる商品です。天然原料由来のマグネシウムを補給するために室戸海洋深層水※4を100%使用し、美味しさと健康を考え抜いたミネラルバランス【マグネシウム:カルシウム=4:1】で、硬度750に調整して炭酸飲料水にすることで、硬水独特のクセのある味を抑え、スッキリ美味しく仕上げました。また、本商品はマグネシウムの栄養機能食品なので、1本で1日当たりの摂取目安量とされるマグネシウム量※5の32%を補給できます。
※1 日本初
無味無糖の栄養機能食品(マグネシウム)の炭酸飲料水において。
※2 マグネシウム
国(厚生労働省、消費者庁)が機能性を認めている栄養素の1つで、マグネシウムの場合は次の表示が認められています。『骨や歯の形成に必要な栄養素です。また、多くの体内酵素の正常な働きと、エネルギー産生を助けるとともに、血液循環を正常に保つのに必要な栄養素です。』マグネシウムは海水(海洋深層水)中に多く含まれており、赤穂化成株式会社では2003年12月3日に第7回海洋深層水利用研究会にて、海洋深層水ミネラルが食後血中脂質濃度の上昇を緩やかにし、肥満の予防につながる可能性について研究した成果を発表しています。
※3 硬度
水1L中に溶けているカルシウムとマグネシウムの量を表わした数値を「硬度」といいます。WHO(世界保健機関)の基準では、硬度が120mg/L以下を「軟水」、120mg/L以上を「硬水」といいます。一般的に軟水は口当たりが軽く、硬水はしっかりした飲みごたえを感じるヒトが多いようです。硬度:CaCO3(mg/L)=2.5×Ca+4.1×Mg
※4 室戸海洋深層水
一般的に海洋深層水とは、太陽の光が届かない、水深200m以深の水温が急に冷たくなっている層にある海水のことをいいます。その海水は陸水や大気由来の化学物質にさらされる機会が少ないため、極めて清浄で、安心・安全です。赤穂化成株式会社の「室戸海洋深層水」は、高知県室戸沖の水深344mから汲み上げられた海水を使用しています。
※5 1日当たりの摂取目安量とされるマグネシウム量
「日本人の食事摂取基準(2005版)」で定められた栄養素等表示基準値では、250mg/日に設定されています。
「天海の水 Drs’ドクターズマグネース スパークリング」
■主な特長:
① 日本初の栄養機能食品(マグネシウム)の炭酸入り深層水飲料
② 医学博士 横田邦信先生(東京慈恵会医科大学 教授)と共同開発
③ 美味しい硬水(硬度750)
④ 天然原料の室戸海洋深層水を100%使用
⑤ 美味しさと健康を考え抜いたミネラルバランス【マグネシウム:カルシウム=4:1】
【コメント】
MAG21研究会メンバーの東京慈恵会医科大学 教授 横田邦信先生との共同開発で日本初の栄養機能食品(マグネシウム)のスパークリングウォーター「天海の水 Drs’ドクターズマグネース スパークリング」が商品化されたことは大変喜ばしいことです。飲食生活を通し、マグネシウムの摂取不足の方、糖尿病やメタボリックシンドロームなどの生活習慣病の予防、こむら返りに悩む方などには朗報といえます。
従来の炭酸飲料と同じ利用法(そのままあるいはハイボールなど割水として)で、美味しくさらにマグネシウムを効率よく摂取することができます。
スペシャリストに聞く!「マグネシウムと健康」
横田邦信先生インタビュー(東京慈恵会医科大学 教授)
Q1 マグネシウムとは体内でどんな働きをするのでしょうか?
A1 ヒトの体内に存在する多くの酵素の働きを保つのにマグネシウムが必要です。エネルギー代謝、体温・血圧の調節、神経伝達、筋肉の収縮・弛緩、ホルモンの合成・分泌などの生理機能の全般に深く関係しています。特に、細胞内への過剰なカルシウムの流入を抑えることで血管の収縮を抑え高血圧を予防し、その結果脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクを軽減する作用もあります。また、最近では、2型糖尿病(日本人の糖尿病の95%以上を占める糖尿病、以下、「糖尿病」)やメタボリックシンドロームの発症リスクを明らかに下げるミネラルとして注目されている必須・主要ミネラルです。
Q2 マグネシウムが不足するとどうなりますか?
A2 マグネシウムは穀物、豆類、魚介類、海藻類、にがりを含んだ“粗あら塩”等に多く含まれる栄養素で、伝統的な和食に比較的多く含まれていますが、戦後の食の欧米化により、先に述べたマグネシウムを多く含む食品、特に穀類(大麦・雑穀等)の摂取が激減し、現在では明らかに不足した栄養素です。また、食の欧米化により、高脂肪・高カロリーの食事が多くなっていることや、ストレス、飲酒が増えていることから、尿中へのマグネシウム排泄量が増えていることもマグネシウム不足の状況を加速させています。マグネシウムが不足すると、インスリン抵抗性1)、内臓肥満が大きく関与しているとされるメタボリックシンドローム、糖尿病、高血圧、脂質異常症を合併し易くなり、さらには脳梗塞(脳卒中)、心筋梗塞や狭心症の発症リスクを高めます。さらに慢性的なマグネシウム摂取不足ではこむら返りをはじめ、便秘、片頭痛、月経前症候群(PMS)、うつ状態、不眠等、日常よく見られる症状の原因の1つとしても注目されています。
1)インスリン抵抗性:インスリンは膵臓から分泌され、血糖値を下げる唯一のホルモン。インスリン抵抗性は健康な人と同程度のインスリンが分泌されても血糖値が同じようには下がらない病態のこと。
Q3 糖尿病とマグネシウムについて、もう少し詳しく教えて下さい。
A3 我が国では糖尿病は戦後急激に増加しており、現在もその傾向は続いています。日本人は欧米人ほどの肥満はしていないにもかかわらず、急激な糖尿病の有病率の増加がみられます。この不思議な現象の理由を解明するヒントの1つとして、戦後のマグネシウム摂取不足が注目されています。糖尿病の発症要因は一般的に脂肪摂取量の増加と運動不足による肥満が定説となっています。しかし、我々や他の研究者の報告でマグネシウム摂取量が多いグループでは糖尿病発症リスクが有意に低いことが示されていることから、マグネシウム不足も糖尿病の重要な発症要因ではないかと考えられています。さらに別の最近の臨床研究では、マグネシウム不足の時には先に述べたインスリン抵抗性が増加することが示され、臨床介入試験でマグネシウムを補充するとインスリン抵抗性が改善し膵臓からのインスリン分泌能をも改善されるとの報告があります。元々農耕民族でインスリンの分泌能が低い日本人がさらにマグネシウム不足によりインスリン抵抗性が増した状態が、戦後から現在の「糖尿病になりやすい」状態を作っているものと考えられています。
従がって、糖尿病を予防するためには、脂肪の少ない伝統的な和食、適度な運動を心がけるとともに、さらにマグネシウムを多く含む食品と食物繊維を意識的に摂ることが重要であると考えます。
Q4 マグネシウムの上手な摂り方について教えて下さい。
A4 マグネシウムを多く含む食品2)を意識して積極的に摂ることがお薦めですが、最近では、マグネシウムを多く含んだミネラルウォーター(海洋深層水を使用)も、マグネシウムがイオン化した状態のため、吸収されやすいことと、摂った量もわかりやすいのでお薦めです。
2) マグネシウムを多く含む食品の覚え方(お薦め食品の頭文字をつなげた標語をつくりました)「側のひ孫と孫は優しい子かい?納得!(そばのひまごとまごはやさしいこかいなっとく)」食品:そば・バナナ・のり・ひじき・豆・五穀・豆腐・抹茶・ごま・わかめ・野菜・魚・椎茸・いちじく・昆布・牡蠣かき・芋・納豆・胡桃くるみ (等)
なお、横田邦信先生は『糖尿病の予防に繋がるマグネシウム』として“そばのひ孫と孫(は)優しい子かい?納得!”の標語を提唱しています。
2013.03.28 そばのひ孫と孫(は)優しい子かい? 納得!
この機会に、健康長寿の為に食生活の主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスおよび生活習慣の見直しをし、糖尿病・メタボリックシンドロ-ムなどの生活習慣病などの予防に繋げて戴きたいものです。
この記事に対するご意見やご質問を心からお待ちしております。