公開日:2013-04-16
高マグネシウム低カリウムのレタスが開発
大泉野菜工房(群馬県邑楽郡大泉町坂田、宮下善雄社長)が、高マグネシウム低カリウムのレタスの開発・商品化したと、東京新聞が2013年3月24日、ぐんま経済新聞が2013年4月4日それぞれの紙面に掲載したのでお知らせします。
東京新聞記事配信サイト:
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20130324/CK2013032402000130.html
ぐんま経済新聞記事配信サイト:
http://www.gunkei.com/?p=11728#more-11728
大泉野菜工房は完全閉鎖型植物工場で、温度、湿度、炭酸ガス濃度、養液濃度、流量、硝酸濃度、照度、照明時間等を管理し害虫の侵入がなく無農薬栽培ができ、天候に左右されない一年中安定した供給が可能とするコンセプトの基で『虫ナシ、農薬ナシ、価格変動ナシの安全安心レタス』を工場で生産・販売しています。工場では種類によって異なりますが、レタスの種をまいてから約35~40日前後で収穫できるそうです。興味のある方は、同社のウエッブサイト http://www.oizumi-yasaikobo.com/ を閲覧ください。
大泉野菜工房のレタスと一般的なレタスを比較すると100g中(株元を除く)マグネシウムが約3倍(43.5mg と15mg)、カリウムが8分の1(61.8mg と490mg)です。高マグネシウム低カリウムのレタスは、マグネシウムを補うと言う意味で生活習慣病予防に役立ち、低カリウム化は食事制限のある腎不全患者さんや人工透析患者さんもおいしく安心してしかも生で頂けると同社はPRしています。
大泉野菜工房のレタス生産のこだわりです。
洗わなくても食べられる
エグミが少なくおいしい
いつでも新鮮
不足がちなマグネシウムが豊富
体にやさしい低カリウム
【コメント】
高マグネシウム低カリウムのレタスが開発・商品化されたのは喜ばしいことです。食生活を通し、マグネシウムの摂取不足の方、カリウムの摂取制限に悩む人工透析を受けている方には朗報といえます。
MAG21研究会の 2012.12.25 平成23年国民のマグネシウム摂取量過去最低 に掲載していますが、日本人の食事摂取基準(2005年版および2010年版)男性30~49歳でマグネシウムの推奨量は、1日当り370mgです。この推奨量と比較するとマグネシウム摂取量はまず、「国民健康・栄養調査(平成23年)」では男性30~49歳で1日当り231~239mgと131~139mg不足し、過去最低となっています。更に、厚生省(当時)が初めて国民栄養調査にマグネシウムを含めた2001(平成13)年から2011(平成23)年の摂取量は、この11年間で1日当りおよそ280mgから230mgまで減少しました。推奨量と比較し、摂取量はおよそ62%しか摂れていません。この不足分は食品の一つとして「高マグネシウム低カリウムのレタス」から少しでも補うことも可能です。
なお、当MAG21研究会メンバーの東京慈恵会医科大学の横田邦信教授は『糖尿病の予防に繋がるマグネシウム』として“そばのひ孫と孫(は)優しい子かい?納得!”の標語を提唱しています。
2013.03.28 そばのひ孫と孫(は)優しい子かい? 納得!
この機会に、健康長寿の為に食生活の主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスおよび生活習慣の見直しをし、糖尿病・メタボリックシンドロ-ムなどの生活習慣病などの予防に繋げて戴きたいものです。
この記事に対するご意見やご質問を心からお待ちしております。