そばのひ孫と孫(は)優しい子かい? 納得!

公開日:2013-03-28

そばのひ孫と孫(は)優しい子かい?納得!



2013年3月25日、テレビ朝日『モーニングバード!』「アカデミヨシズミ」コーナーで石原良純氏と東京慈恵会医科大学 教授 横田邦信先生が対談しVTR出演されました。



『糖尿病の予防に繋がるマグネシウム』で、横田先生は“そばのひ孫と孫(は)優しい子かい?納得!”の標語をご紹介しました。



3月25日の放映後、MAG21研究会のホームページに数多くのアクセスがあり、また、ネット上でも話題になっていますので、『そばのひ孫と孫(は)優しい子かい?納得!』についてここに詳しく掲載致します。



マグネシウムは、漢字で“”と表記し、アンチエイジング、アンチメタボ、アンチ糖尿病、アンチ高血圧、 アンチ便秘、アンチこむら返り、アンチストレスミネラルです!!



糖尿病を予防する為にはバランスの良い食事と適度な運動を心掛けなくてはなりませんが、食事ではマグネシウムの摂取不足を解消しなくてはなりません。日本人の食事摂取基準(2005年版及び2010年版)男性30~49歳でマグネシウムの推奨量は1日当り370mgですが、国民健康・栄養調査(平成23年)によると平均235mgしか摂れていません。



2012.12.25 平成23年国民のマグネシウム摂取量過去最低



糖尿病を予防・改善するために、日頃の食生活でマグネシウムを多く含む食品を意識して摂る、すなわち伝統的な日本の“和の食材”を中心とする食生活にするとより効果的です。



そこで、マグネシウムを多く含む食材は数多くありますが、食生活で意識してマグネシウムを摂るために、『そばのひ孫と孫(は)優しい子かい?納得!』という標語を覚えて戴くと、とても便利と思います。



10-099 そばのひ孫・・・
* 図をクリックすると拡大表示します。



この標語の食品には、マグネシウムが多く含まれているので、以下の表を参考にしてください。
10-114 そばのひ孫 Mg含有量
* 表をクリックすると拡大表示します。



*可食部100g当たりのマグネシウム含有量として、そばは65mgあり、うどん13mgと比較すると実に5倍も多く含まれています。



この語呂合わせ以外にも実に数多くの食品にマグネシウムが含まれていますので、自分がお好きなものにどのくらいマグネシウムが含まれているかを知っておかれることをお勧めします。



以下に、標語の説明を致します。  



     麺類の中でも“そば”は王様です。そばには抗動脈硬化成分のルチンや、また、カリウムも多く含まれます。 ざるそばで、ワサビをたっぷり加えるとさらにマグネシウムがしっかり摂れます。そば湯にもマグネシウム・カリウムが多く含まれるので必ず飲んで下さい。



     果物では“バナナ”が王様です。なお、バナナにはカリウムやカルシウム、食物繊維も豊富に含まれます。



●     “のり”、“ひじき”、“わかめ”、“昆布”などの海産物にもマグネシウがカリウムと共に豊富に含まれます。



     豆もマグネシウムの良い摂取源ですが、多く摂るとプリン体も多いので尿酸が高くなる場合があるので注意が必要です。



     五穀とは米・麦・豆・粟(あわ)・黍(きび)を指しますが、中でも主食である米・麦の出来るだけ全粒のもの(玄米など)、すなわち非精製のものにマグネシウムが多く含まれます。わが国の戦後の穀物、特に大麦・雑穀の摂取量が激減した時点と2型糖尿病が増え始めた時点が一致することが注目されます(マグネシウム仮説:横田)。主食である穀物はマグネシウムを摂るのに適しており、軽く一膳は毎食とることが望ましいです。



  わが国における戦後の糖尿病推定有病率と生活環境の推移
10-087 DM有病率と生活環境
* 図をクリックすると拡大表示します。



     “豆腐”も日本の伝統的な食材で、良いマグネシウムの摂取源です。ただし、本にがりで固めたものを選んで下さい。



     日本茶の中でも、抹茶にはマグネシウムが多く含まれます。



     “ごま”には100g当たりのマグネシウム含有量は多いですが、色々な食物に掛けたり、料理に使うことでマグネシウムが摂れます。



     野菜では、特に緑の濃い野菜にはマグネシウムが多く含まれます。野菜に含まれる葉緑素の中心にマグネシウムが存在するからです。



     “さかな”は種類にもよりますが、小型魚でも、30〜40mg/100g当たり含まれます。



     “かき:牡蠣”には亜鉛と共にマグネシウムが多く含まれています。



     シイタケは特に乾燥したものに多く含まれるので、水でもどした汁は捨てずに利用して油揚げやかんぴょうを煮たりして下さい。



     いちじくなどのドライフルーツにもマグネシウムが多く含まれています。



     “いも”、“なっとう”、“とうもろこし”等も良いマグネシウムの摂取源になります。納豆は多いものでは1パック当たり100mg近く含まれます。



     “くるみ”などのナッツ類にも豊富に含まれていますが、ナッツ類は食べ過ぎに注意してください。



ご覧になって、伝統的な和の食材が多いことに気が付かれた事と思います。マグネシウムを多く含む食品を色々とバランス良く摂るように心掛けてください。



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