公開日:2008-10-30
マグネシウムと脂質異常症
東京慈恵会医科大学 准教授 横田邦信先生の『マグネシウムと脂質異常症』の論文が、『臨床栄養 (臨時増刊号)』 2008年9月号に掲載されましたのでお知らせいたします。
論文の内容は、
● はじめに
● Mgとは?
● 慢性的Mg摂取不足と生活習慣病
● Mg不足と脂質異常症
● おわりに
出典:
横田邦信: マグネシウムと脂質異常症. 臨床栄養 113: 556-557、2008.9 (臨時増刊号)
臨床栄養 113/4 2008年9月臨時増刊号
http://mbc.meteo-intergate.com/bookcenter/pub...
MAG21研究会コメント:
厚生労働省は2008年4月30日、「平成18年 国民健康・栄養調査結果の概要について」を発表しました。今回、生活習慣病有病者とメタボリックシンドロームの状況などについて発表しています。この内容は、当ホームページ 「2008.05.09 糖尿病予備軍含め1870万人=4年で15%増 厚労省」に掲載していますが、脂質異常症の推計では、HDLコレステロールと服薬状況のみを用いて、「脂質異常症が疑われる人」の判定を行った場合、約1410万人でした。また、参考値として、食事の影響を受ける中性脂肪を用い、「動脈硬化疾患予防ガイドライン(2007年版)」の基準である中性脂肪、LDLコレステロール、HDLコレステロールを用いた判定を行った場合、推計値は約 4220万人でした。
Mgが栄養学上極めて重要な主要ミネラルであること、さらにはその食事性摂取が食の“半欧米化”によって激減し多くの生活習慣病、特に、脂質異常症とも密接に関わっていることが認知され、そして食育にも取り入れられることを切に望みます。
マグネシウムに関する様々なご質問を心からお待ちしております。