WHOレビュー マグネシウム推奨量

公開日:2008-09-30

WHOレビュー マグネシウム推奨量

2005年、世界保健機構(WHO)は、飲料水中の栄養素と健康に関する調査報告書『飲料水中の栄養素』WHO 2005年を発表しています。

この報告書では、マグネシウム(Mg)の日常摂取量もレビューされています。乳児のMg目安量及び小児、成人、妊婦、授乳婦それぞれ年齢別のMg推奨量が提示されています。

10-026 WHOMgRDA

出典:

WHO Nutrients in Drinking Water. Water, Sanitation and Health Protection and the Human Environment. World Health Organization, Geneva 2005

(http://www.who.int/water_sanitation_health/...) 

Institute of Medicine (IOM), Food and Nutrition Board. Dietary reference intakes for calcium, phosphorus, magnesium, vitamin D and fluoride. Washington, DC: National Academy Press, 1997.

(http://www.nap.edu/openbook.php?isbn=0309...

MAG21研究会コメント:

当ホームページでもご紹介しておりますが、日本人の食事摂取基準(2005年版)のMg推奨量は現在、30~49歳男性で  370mg/日です。同じく、このWHOのMg推奨量は420mg/日で比較すると、日本人のMg推奨量は50mg/日も少ないことが解ります。

更に、当ホームページのマグネシウム不足が更に深刻(平成 18年 国民健康・栄養調査結果の概要について」)では、1日当りのMg平均摂取量は、男性30~49歳で252~262 mg/日です。日本人の摂取量は、WHOの推奨量から見ると1日当り158mg以上の不足となり、これこそ危機的な状況と言えます。 

このため今後、日本人の食事摂取基準の改定時にはMgの推奨量を増やす必要があると考えられます。

Mgは、約350種類に及ぶ酵素活性化、特にATPと呼ばれるエネルギーの産生、筋肉の収縮・弛緩(Mg不足がこむら返りなどに関係)あるいは血管の拡張(血圧の調節)、脂質代謝、神経興奮伝達、インスリン合成・分泌およびインスリン感受性の維持など多くの生理機能に不可欠です。このためMgは、健康・長寿に必須な主要ミネラルです。

マグネシウムに関する様々なご質問を心からお待ちしております。

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