マグネシウム不足が更に深刻

公開日:2007-09-27

マグネシウム不足が更に深刻

厚生労働省による「日本人の食事摂取基準(2005年版)」と「平成15年国民健康・栄養調査結果」及び「東京都民の健康・栄養状況(平成17年)」を比較すると、マグネシウムの摂取量が更に不足していると推定されます。

成人30~49歳男性の場合のマグネシウム推奨量と国民の推定摂取量の比較をすると、1日あたりおよそ100mg以上が不足しています。

同じく、東京都民の栄養状況(平成17年)との比較をすると、1日あたりおよそ130mg以上が不足していると推定され、近年の食事からの摂取がいっそう難しくマグネシウム不足が更に深刻な状況になっていると思われます。

しかも今日の食生活は脂肪分の摂取量*がとても多いので、折角マグネシウムを摂取しても、マグネシウムが脂肪酸と石鹸を作る(鹸化反応**)ので吸収される量が低下します。このため、不足量としてはそれ以上に達すると思われます。このことは極めて重要なこととして認識する必要があるといえます。

*  脂肪分の摂取量については、当ホームページのINDEX 2.3 なぜマグネシウム不足?の中で「わが国における戦後の2型糖尿病有病率と生活環境の推移」のグラフで推移を示しておりますので、ご参照下さい。

** 鹸化反応については、当ホームページのINDEX 2.5 マグネシウムQ&Aの「Q6 ダイエットに効果的なマグネシウムは?」の中で説明しておりますので、ご参照下さい。

2-9.1 Mg推奨量推定摂取量

 

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