公開日:2007-08-22
マグネシウムQ&A Q3
Q3: 高血圧や脂質異常症との関係はどうですか?
A3: マグネシウムはカルシウムと非常に関係が深いミネラルです。
この2つのミネラルのアンバランスは血管の収縮や神経・筋肉の働きに致命的な影響を及ぼします。
マグネシウムが不足し、血管が緊張してしまうと、高血圧を引き起こします。実際にマグネシウムの補充は高血圧の患者さんに対して降圧効果を認めた研究が多数あります。
また、中性脂肪を分解するリポ蛋白リパーゼという酵素は、マグネシウムが不可欠ですので、マグネシウム不足は脂質異常症特に高中性脂肪血症の大きな原因のひとつと考えられます。実際、高中性脂肪血症の患者さんに、継続して十分なマグネシウムをサプリメントしたところ、中性脂肪の平均値が著しく低下しました。