公開日:2007-08-23
女性及び小児とメタボリックシンドロームについて 女性のやせすぎに注意・・・
女性のやせすぎに注意と言われますが、メタボと関係ありますか?
2003年(平成15年)12月24日、厚生労働省健康局総務課生活習慣病対策室は、平成14年国民栄養調査結果の概要を発表し、健康増進や生活習慣病予防のためには、自らの健康管理が重要であるため、個人の体重管理の状況や体型の自己評価、ストレスと食事量・体重の変化などについて結果をまとめたものです。
この調査結果では、「現在、体重を減らそうとしている」女性は53.7%。体型別にみると、若年15~19歳の女性では、低体重(やせ)であってもその41.0%が体重を減らそうとしていると発表しています。
やせても太ってもいない女性の過半数がダイエットをしていることを踏まえ、政府の「新健康フロンティア戦略」では、過度なダイエットの危険性を啓発することに力を入れています(朝日新聞2007年(平成19年)4月19日「メタボ・やせすぎに警鐘」)。
メタボ対策の観点からすると、女性のやせすぎには注意が必要です。特に女性が将来家族計画を持った時、長年過度なダイエットによるやせすぎ状態では、お腹の赤ちゃん、新生児への栄養状態にも悪影響を及ぼしてメタボが将来発症し易くしているのではと危惧します。