新型コロナウイルス予防・対策への緊急提言

公開日:2020-02-26

国際オーソモレキュラー医学会は2020年1月31日、同医学会のホームページで新型コロナウイルス予防・対策について発信されているので、その概要をお知らせします。

1. 新型コロナウイルスの予防・症状緩和には高用量のビタミンCを摂取し、体の抗酸化力と免疫力を可能な限り高めることにより流行を遅らせ感染を防ぐことができます。
2. 症状が出ているなら迷わず医療機関へ受診してください。
3. サプリメントの摂取量目安
摂取量は大人に対する推奨量です。子供に対しては体重によって服用量を調整してください。
  •ビタミンC: 3,000 mg/日(またはそれ以上。分けて服用すること。)
  •ビタミンD3: 2,000 IU/日(1日5,000 IUで開始、2週間後から2,000 IUに減量。5,000 IUは125 µg、2,000 IUは50 µgに相当)
  •マグネシウム: 400 mg/日(クエン酸マグネシウム、リンゴ酸マグネシウム、マグネシウムキレート、または塩化マグネシウムとして)
  •亜鉛: 20 mg/日
  •セレン: 100 µg/日
ビタミンD、マグネシウム、亜鉛、セレンをビタミンCと同時に摂取することで、ウイルスに対する免疫機能を強化することが示されています。
4. ビタミンCの重要性は無視できず、呼吸器系感染症の予防および治療におけるビタミンCの効果はすでに実証されています。

詳細は、以下のサイト2020年1月31日「コロナウイルス予防・対策」を閲覧ください。
国際オーソモレキュラー医学会 
https://isom-japan.org/article/article_page?uid=B732M1580278192 

【コメント】
国際オーソモレキュラー医学会の医師たちにより、今後起こりうるウイルス感染の予防や症状緩和のための栄養療法が推奨されています。

新型コロナウイルス感染の初期症状に全身倦怠感があります。ウイルス増殖のためにマグネシウムが大量に消費されるために、通常のエネルギー産生に必要なマグネシウムが消費されることが原因の一つなのかもしれません。

新型コロナウイルス感染症患者で重症化しやすいグループに高齢者および持病ある高齢者があります。体内のマグネシウムは年齢とともに低下します。コントロール不良な糖尿病患者も重症化しやすいことが報告されています。糖尿病は、尿にマグネシウムが排泄され、体内のマグネシウムも不足傾向にあります。高血圧患者も心疾患患者もハイリスクと言われています。マグネシウム健康読本(横田邦信著)によると生活習慣病の発症要因はマグネシウム摂取不足が関与し、カルシウム/マグネシウムの摂取比率が高く、マグネシウム摂取不足があります。

報道では高血圧、狭心症がどのように本疾患に関与するかは明確に説明されておりません。
ICU患者の60%に低マグネシウム血症があることが報告されています。

新型コロナウイルス感染症が原因で亡くなった方の検査結果や治療法は不明ですが、重症新型コロナウイルス感染症患者の中で残念な結果になる人の中にはマグネシウム不足が関与している可能性もあると思われます。

この記事に対するご意見やご質問を心からお待ちしております。

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