公開日:2017-08-17
MAG21研究会のメンバーで東京慈恵会医科大学 客員教授 横田邦信先生の著者 専門医が教える 『マグネシウムがこの1冊でよくわかる』が現代書林から平成29(2017)年6月13日に出版されたのでお知らせします。
専門医が教えるマグネシウムがこの1冊でよくわかる
もくじ
専門医が教える
『マグネシウムがこの1冊でよくわかる』
横田邦信 著/東京慈恵会医科大学 客員教授・医学博士
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【著者プロフィール】(本より引用)
横田邦信(よこた くにのぶ)
昭和26 年生まれ。昭和53 年東京慈恵会医科大学卒業、昭和59 年同大学大学院卒業。医学博士。その後、富士市立中央病院内科医長、横須賀北部共済病院内科部長、東京慈恵会医科大学助(准)教授を経て、東京慈恵会医科大学直属教授。平成29年定年退任。現在、同大学客員教授。同大学付属病院糖尿病・代謝・内分泌客員診療医長。日本生活習慣病予防協会参事。日本健康予防医学会理事。日本糖尿病学会学術評議員。元・日本マグネシウム学会理事。マグネシウム啓発目的で研究組織(MAG21研究会)を平成19年に共同設立。多くの生活習慣病の発症にマグネシウム不足が深く関係しているという観点から、医学的に特に糖尿病やメタボリックシンドローム発症の機序や治療法を説く。マグネシウムに関する横田先生が共同設立したマグネシウムの啓発サイトMAG21研究会(http://mag21.jp/)がある。
【コメント】
横田邦信先生の著者“専門医が教える 『マグネシウムがこの1冊でよくわかる』”が現代書林から平成29(2017)年6月13日に出版されました。
マグネシウムはカルシウムの蔭に隠れて来た長い歴史があります。わが国の国民一人当たりのカルシウム摂取量は、厚生省(当時)が国民栄養の現状として戦後1946年来毎年調査報告し、厚生労働省が国民健康・栄養調査として2003年来毎年調査報告しています。一方マグネシウム摂取量は、カルシウムの調査報告より55年後の2001年から厚生省が調査報告を開始しました。カルシウムと比較し、マグネシウムはそれほど研究されていない“オーファン栄養素(Orphan nutrient)”です。この為、マグネシウムに関する国の認知が相当遅れたため国民の認知が更に遅れています。
2017.01.17 日本人のカルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)摂取量とCa/Mg摂取比率(1946~2015年) 更新
2017.01.23 わが国における糖尿病推定有病率と生活環境の推移(1946年~2015年)
マグネシウムは健康にとってとても重要な必須・主要ミネラルです。にも拘わらず、長年にわたりほとんどの医師がこの不可欠なミネラルの血中マグネシウムを測定することもしませんし、様々な臨床症状も見過ごして来たのが現実です。
マグネシウム不足は虚血性心疾患、高血圧・糖尿病・メタボリックシンドロ-ムなどの生活習慣病、喘息、不安とパニック発作、うつ病、(慢性)疲労、片頭痛、骨粗鬆症、不眠症、こむら返り、PMS(月経前症候群)、胆石症、尿路結石、大腸がん、すい臓がん、動脈硬化、全身性炎症性疾患そして悪阻など様々な疾病・病態とも密接に関連しています。
マグネシウムに関する様々なご質問を心からお待ちしております。