公開日:2011-10-24
『日経ヘルス』2011年秋号に横田先生の記事が掲載
東京慈恵会医科大学教授 横田邦信先生のマグネシウムに関する記事が、『日経ヘルス』特別編集版 「健康情報」 2011年秋号12~17ページに掲載されましたのでお知らせいたします。
この「健康情報」は、明治安田ライフプランセンター㈱が発行し、健康保険組合員および共済組合員に配布される小冊子です(店頭での販売はありません)。
ご興味のある方は、是非ご一読をお勧めします。
【主な内容】
特集2
太りやすい、疲れやすい体を食生活で改善
「悪い体脂肪」を
「いい体脂肪」に
新発見!
日本人に肥満や生活習慣病が増えたのは「雑穀」を食べなくなったせい?!
「いい体脂肪」になる
“簡単”な二つの法則
STEP1
「n3油」を多めにとる!
昔のニッポン人がとっていた油
魚に多く含まれる n3油
STEP2
1日1回は「雑穀」を食べよう!
抗酸化成分などがたっぷりの「雑穀」が
「悪い体脂肪」から身を守る
主食に雑穀ご飯を取り入れてみよう。雑穀には「悪い体脂肪」がつくる過酸化物から体を守る抗酸化物質や、「様々な代謝にかかわる、マグネシウムなどのミネラルも豊富」と東京慈恵会医科大学の横田邦信教授。マグネシウムは、「いい体脂肪」から出て血管を修復するシグナル「アディポネクチン」を増やす作用も持つ。「いい油&雑穀」で、「いい体脂肪」に!
「日本人が、雑穀を食べなくなった1960年代から、生活習慣病が増えた」と指摘するのは、横田教授。雑穀の摂取量が落ちると同時に脂肪の摂取量が増え、糖尿病患者も増え始めた。
雑穀を食べなくなって不足がちになった栄養成分の一つにマグネシウムがある。「体内で350種類もの酵素反応の活性を高める、代謝に必須のミネラル。これがなくてはエネルギーがつくられない」(横田教授)油をくっつけて(乳化)、体外に排出し、コレステロール値を下げるという作用があることも最近分かってきた。「悪い体脂肪」を減らすのには欠かせない存在なのだ。
日経BP社発行『日経ヘルス』に関する連絡先です。 〒108-8646 東京都港区白金1-17-3 日経ヘルス http://nh.nikkeibp.co.jp
明治安田ライフプランセンター㈱発行『健康情報』に関する連絡先です。
〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-1-1
明治安田ライフプランセンター㈱
明治安田生命グループのホームページ
http://www.meijiyasuda.co.jp/profile/about/group/
【コメント】
横田邦信先生は、『日経ヘルス』特別編集版 「健康情報」 2011年秋号で、日本人に肥満や生活習慣病が増えたのはマグネシウムを多く含む「雑穀」を食べなくなったのが原因の一つとして、特にマグネシウム摂取の重要性をコメントしています。
横田先生の臨床研究では、軽症の糖尿病患者さんに1日300mgのマグネシウム(“MAG21”という天然高濃縮マグネシウム液の素材を使い、300mlの水に300mgのマグネシウムを添加したもの)を1ヶ月間自由飲水してもらいました。その結果、インスリンの働きが良くなり、血圧が低下し改善され、中性脂肪も低下しました。
(注) 臨床研究では、西オーストラリア・デボラ湖産のマグネシウム含有量が極めて豊富、カリウムが比較的多く、更にナトリウムとカルシウムが極めて少ない天然高濃縮マグネシウム水の原料(100ml当りマグネシウム10300mg、カリウム633mg、ナトリウム584mg、カルシウム4.6mg)を使用しています。なお、研究論文では、“MAG21”として以下の論文に報告しています。
Yokota K, Kato M, Lister F, et al., Clinical Efficacy of Magnesium Supplementation in Patients with Type 2 Diabetes.Journal of American College of Nutrition 23:506S-509S, 2004
http://www.jacn.org/cgi/reprint/23/5/506S
マグネシウムに関する様々なご質問を心からお待ちしております。