糖尿病予備群含め2210万人=1年で340万人増 厚労省

公開日:2009-02-10

糖尿病患者数は糖尿病予備群含め2210万人=1年で340万人増 厚労省

厚生労働省は2008年12月25日、「平成19年 国民健康・栄養調査結果の概要について」を発表しました。平成19年の重点調査項目は「糖尿病」、「休養(睡眠)」の状況などについて発表しています。

1. 糖尿病の状況

糖尿病実態調査では平成19年(2007年)、糖尿病を強く疑われる人と予備群を含め2210万人と推定され、成人の約2割に上った。

2006年の前回調査より、糖尿病を強く疑われる人は70万人、予備群は270万人の計340万人(18.2%)の増加であった。

調査開始時から比較すると、1997年1370万人、2002年1620万人、2006年1870万人、そして今回2007年2210万人となり、10年間でおよそ840万人(61%)の激増であった。

2. メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)

各年代のメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が強く疑われる者と予備群と考えられる者について、平成19年10月1日現在推計の男女別、年齢階級別の40-74歳人口(全体約5,800万人中)を用い、それぞれ該当者、予備群として推計され、40~74歳におけるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の該当者数は約1,070万人、予備群者数は約940万人、併せて約2,010万人と推定された。

男女40~74歳でみると、男性の2人に1人、女性の5人に1人がメタボリックシンドロームが強く疑われる者又は予備群と考えられる者であった。

※ ただし、平成19年調査より、服薬状況の問に「中性脂肪を下げる薬」が追加された為、平成19年の結果は平成18年以前の結果と単純比較できない。

3. 身体状況及び生活習慣等の状況

(ア)  肥満とやせの状況

男性では、全ての年齢階級において、肥満者の割合が20年前(昭和62年)、10年前(平成9年)と比べて増加傾向であった。女性では、30~60歳代において肥満者の割合が20年前、10年前と比べて減少していた。また、20~40歳代においては低体重(やせ)が増加傾向であった。

(イ)   運動習慣者

日常生活における歩数の平均値は、男性で7,321歩、女性で6,267歩となっており、「健康日本21」の目標値である男性9,200歩、女性8,300歩に達していない。

(ウ)   睡眠・休養の状況

1日の平均睡眠時間は、男女ともに「6時間以上7時間未満」が最も多く、約4割であった。

(エ)  ストレスの状況

ストレスの状況は、「大いにある」、「多少ある」と回答した者は、男女ともに、20~40歳代で7割を超えていた。

(オ)  喫煙の状況

現在習慣的に喫煙している者の割合は、男女ともに20~ 40歳代が高く、男性で約5 割、女性で約2 割。

(カ)  朝食欠食の状況

     朝食欠食の状況を年次推移でみると、男女ともに高くなる傾向であり、平成19年では、男性は30歳代で最も高く約3割、女性は20歳代で最も高く約2.5割。

参考資料:

平成19年 国民健康・栄養調査結果の概要について」平成20年12月25日 厚生労働省健康局総務課生活習慣病対策室 報道発表資料

平成18年 国民健康・栄養調査結果の概要について」平成20年4月30日厚生労働省健康局総務課生活習慣病対策室

平成14年 糖尿病実態調査」平成15年8月6日厚生労働省健康局総務課生活習慣病対策室

平成9年 糖尿病実態調査報告書について」平成11年4月21日厚生省保健医療局生活習慣病対策室

【MAG21研究会コメント】

今回、厚生労働省が「平成19年 国民健康・栄養調査結果の概要について」を発表されました。

糖尿病とメタボリックシンドロームの状況では、予備群を含めた推計値が減少することなく増加の一途をたどっている結果でした。この原因には、高齢化社会が急速に進み、国民の間で広がっている運動不足や食習慣の乱れが大きな要因となっていると考えられます。

また、ストレスはマグネシウムの体外排泄を増加させます。2007.08.13 なぜマグネシウム不足?

マグネシウムが生活習慣病、特に、2型糖尿病、血圧、脂質異常症などのメタボリックシンドロ-ムの発症と密接に関わっていることが認知され、そして食育にも取り入れられ日頃からの予防意識を持つことを切に望みます。

この記事に対するご意見やご質問を心からお待ちしております。

 

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