公開日:2008-02-21
食形態と2型糖尿病の関係
2007年、オーストラリアUniversity of Melbourneの研究者らは、食形態と2型糖尿病の関係を調査した研究結果を報告しています。
背景: メルボルン コホート共同研究 (1990~1994年)の成人36,787人について、食形態と2型糖尿病の関係を4年間前方視的に調査した。参加者の出生国は、オーストラリア、イギリス、ギリシャとイタリアを含む。
結果: 参加者総数31,641人(86%)の糖尿病追跡調査が完了し、365例を確認した。オリーブオイル、サラダ野菜および豆類 そして 甘いベーカリー製品の回避、マーガリンおよびお茶による特徴は出生国と関連したが、糖尿病には関連しなかった。サラダおよび調理野菜は、糖尿病と逆の関係であった。肉および脂肪分の多い食品は、糖尿病リスクの増加に関連した。果物は、糖尿病との関係を示さなかった。
結論: 肉および脂肪食品を含む食事パターンの回避、サラダおよび調理野菜を含む食事パターンへの執着が勧められる。
(Hodge AM, English DR, O’Dea K, Giles GG. Dietary Patterns and Diabetes Incidence in the Melbourne Collaborative Cohort Study. Am J Epidemiol 165:603–610, 2007)