公開日：2008-02-05
マグネシウム摂取はインスリン ホメオスタシスの改善と関係
２００６年、アメリカのTufts University、Massachusetts General Hospitalの研究者らは、食事性マグネシウム摂取と２型糖尿病の関係についてFramingham Offspring Cohortの観察研究結果を報告しています。
目的： 食事からマグネシウムのより高い摂取量は、２型糖尿病の発症を予防する可能性がある。本研究は、食事からのマグネシウム摂取と糖尿病の代謝リスクファクターとの関係を調べた。
結果： 食事からのマグネシウムの摂取は、空腹時インスリン濃度、糖負荷後の血漿インスリン値、およびインスリン抵抗性指数（HOMA-IR）とは逆に関係していた。
結論： インスリン感受性の改善は、食事性マグネシウムのより高い摂取量が2型糖尿病の発症リスクを減らす1つのメカニズムである可能性がある。
(Rumawas ME, McKeown NM, Rogers G, et al. Magnesium Intake Is Related to Improved Insulin Homeostasis in the Framingham Offspring Cohort. J Am Coll Nutri, 25:486-492, 2006)