公開日:2008-01-29
マグネシウム摂取と2型糖尿病のリスク
2007年、スェーデンKarolinska Institutetの研究者らは、マグネシウムの摂取量と2型糖尿病のリスクとの関係について調査した結果を報告しています。
調査対象は、マグネシウム摂取と2型糖尿病の発症率の関係について1966~2007年2月までの研究論文を抽出された。このうち7つのマグネシウム摂取(食事からのみが4つ、食事とサプリメント両方からが3つ)に関するコホート研究論文をメタ解析した結果、対象286,668人中に糖尿病患者10,912人が含まれていました。
結果は、“マグネシウム摂取量は2型糖尿病の発症率と逆の関係があり、この関係は全穀類品、豆、ナッツと緑葉野菜のようなマグネシウム豊富な食品の消費増加が2型糖尿病のリスクを減らすことを示唆する”と報告しています。
(Larsson SC and Wolk A. Magnesium intake and risk of type 2 diabetes: a meta-analysis. J Intern Med 262:208–214, 2007)